光量子科学研究の概要

光量子科学研究の概要

ペタワット級(1015watts)のピークパワー(尖頭出力)を持つ小型高出力レーザー(高強度レーザー)光は、極めて大きな電磁場を発生させることができます。

この波と粒子のふたつの性質をもつ高強度のレーザー光を物質に照射すると、電離が容易に起こります。その結果、X線やテラヘルツ波等の光を発生させることができると共に、高エネルギーの電子ビームやイオンビームを発生させることができます。このX線や高エネルギーイオンは、高輝度、高コヒーレンス、短パルスといった他では得られない高品質な特徴を持っています。このため、高強度レーザーは加速器と同様の放射線発生装置の1つ、すなわち新しい量子ビーム源としても有効な装置と考えられます。

原子力機構・関西光科学研究所では、量子ビーム施設の1つとして高強度レーザー施設を整備すると共に、先進ビーム技術研究ユニットでは、レーザー駆動型量子ビーム源の開発並びに次世代レーザーの開発を行っています。これと併せて、レーザー応用技術研究ユニットでは、これらの高強度レーザーを用いたユニークな利用研究を行っています。